設定とキャラクター
正常ではない死を遂げた者が一定の確率で日常と死後の狭間にある次元(=アッパーグラス)で活動することができます.アッパーグラスで活動するものは過去へ遡ってまで現実に干渉して改変する力を得るという設定です.主人公・花輪廻は幼い頃から一人の女の子・十和田愛に強い想いを抱いていますが,その女の子は事故で亡くなってしまいます.しかしアッパーグラスで意識を保ち続けていて,十和田愛の居ない日常を楽しく過ごす花輪廻に復讐のようなことをする十和田愛とのやり取りを描いていく作品.今巻では黒幕のようなキャラクターも登場し,次巻から大きく動くのではないでしょうか.
いくつか気になっていること&整理
設定や要素が多すぎて整理していないと1か月後に思い出せる自信がありませんね.- 愛が死んだのは5年前のバレンタイン(11歳)で,それが原因でアッパーグラスへ
- 愛を事故に合わせたのはパン・ド・ラ(=1万年くらい活動してるらしい黒幕)
- パン・ド・ラが<押した>事故がなければ愛は高校生にちゃんとなる
- オリジナル世界で愛はリンネとユーリのデート&キスを目撃して自殺する
- 1巻開始時点では改変済みの世界で,愛はアイ・ド・ラになっている
- 2巻開始時点でトラック事故により全員が死んでアッパーグラスにいる
- 2巻開始時点でパン・ド・ラが想起したアッパーグラスでの風景を見せられている
- 愛はアイ・ド・ラのままだが生き返ったと思って『愛』として活動していた
- ラストでユーリは「リンネが愛をデートに誘わないように<押した>」
- 2巻終了時点で愛はバレンタインに合わなかったが,リンネの彼女になった世界
- 2巻終了時点で愛はアッパーグラスの記憶を忘れ,リンネとユーリが覚えている
次巻からの構図?
おそらくパン・ド・ラがラスボスという流れなら巻数は多くないのではないでしょうか.もしかすると3巻で終わるかもしれないくらい.流れ的にはパン・ド・ラは十和田愛を殺してアイ・ド・ラにしようとするし,リンネはユーリと協力してそれを阻止しようとする.勝利条件はパン・ド・ラをアッパーワールドから追放して四次元人で無くしたらという感じになるのでしょうか?楽しみです.早ければ7月末か8月末かな?
機巧少女は傷つかない8 Facing "Lady Justice" (MF文庫J)
posted at 2012.6.2
海冬レイジ,るろお
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イラストの赤坂アカ(akasaka_aka)(pixiv)さんは大好きな『さよならピアノソナタ』のコミカライズやボーカロイド・IAのキャラクターデザインとかされてて,とても応援したいです.
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